ご挨拶
社会福祉法人さくらの運営にあたりましては、日頃から、ご利用いただいているご利用者やご家族、地域の皆様をはじめに多くのボランティアの皆さまより暖かいご支援とご協力を頂き、心より感謝申し上げます。
社会福祉法人さくらは、平成4年4月に兵庫県知事より社会福祉法人の認可を受けました。
法人を設立した当時は、障がいのある方や高齢者の生活基盤は、非常に不安定にあり、福祉施設の拡充が望まれておりました。しかし現在ほど社会福祉は認知されておらず、依然として福祉施設が少なく、やむなく自宅療養や他地域の施設に頼らなければなりませんでした。
そのような状況を憂い、障がいのある方とそのご家族が地元地域にて社会生活が営める事を目的として、兵庫県下では3番目となる重度身体障害者更生援護施設を、夢前の地に開設いたしました。
長年にわたる運営の中、福祉制度の変遷に伴い、名称は変更してきましたが、リハビリに取り組む方針は設立当初から変わることなく続けております。
支援を必要としている人が、自分の生き方を自分で決め、必要な支援を自分で選び、地域の人たちと交流しながら、共に生活を送る。そのような当たり前のことができるよう、地域社会に貢献していくことこそが法人の使命と捉え、職員一同心を一つにして、これからも努めてまいりたいと思います。
社会福祉法人さくら理事長 名倉 久義